計算用紙の話

理論的な論文を読むときは,手元で簡単な手計算をしたりメモしたりしながら読まなきゃ理解できないので,計算用紙が必要になる.

普通計算用紙とかメモ用紙というと,それこそチラシの裏で良さそうなものだが,まとまった量の論文を読むときのメモとなるとそうもいかなくて,私は以下の5つの条件をすべて満たしていてほしいと思っている.

  1. 遠く離れた定義を比較したいことがあるので,メモ同士を自由に並べ替えられることが必須.したがって,ノート状になってしまっているものは論外.(また用紙の属性ではないが,用紙を並べるためのできるだけ広い机があると良い)
  2. 保存性に優れている必要がある.当然だが論文は数日かけて読むこともあるし,気分で思い出したように読んだりすることもあるから,できれば計算用紙もとっておきたい.すぐにスキャンしてデジタル化すれば良いような気もするが,めんどいし,参照性が低くなるので,まあ少なくとも局所性の高いものは紙媒体でとっておいても良い気がする.
  3. 気兼ねなくどんどん使える程度には安いこと.計算用紙などケチケチせず潤沢に使うべきなので, 1 枚数十円みたいな紙をつかっているわけにもいかない.
  4. できれば方眼罫線が入っていた方が図が綺麗にかけて良いような気がする.だけれども,さらに細かい条件が 2 つある:
    1. 普通罫線のノートのように日付やタイトルを書き込む欄が管理上便利である.
    2. 余白 (方眼罫の印刷されていないところ) があったほうがよい.というのも,余白なく方眼で埋まっているものだと,それにつられてギリギリまで文字を書いてしまうから,万が一コピーするときに端が切れてしまってよろしくない.
  5. 裏紙は,裏に書いてあることが気になってしまって捗らないのでダメ.あとスキャンしたりコピーするときにも裏移りするといやだ.

ちなみに,iPad で計算をするというハイテクな人もいるようだが,今の所これは条件1で弾かれる.iPad が 10 枚並べられて適切に制御できるというなら話は別だが,そんな贅沢できるやつなんぞそうそう居ないべさ.

さて,近くの割と大きな文房具屋に行って,これら5条件を満たしている何かしらがあるか探すが,これが驚くほどない.とはいえ惜しいものはあって,例えば,maruman のノートパッドニーモシネとかいうのはとても惜しい感じだ (Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/B00TES81Y6/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_2sAlAb8M2J9Q4 ).しかし,条件 4.2 の余白がないのはまあ目を瞑るとしても,ちょっと1枚10円というのは高すぎる気もする.うーむ,どうしたものか.

んで,結局,自分で作れば良いのではという結論に至った.

まず,LaTeX+TikZでさっさと好みの罫線を作る.こんな感じ.色が薄くて若干見づらいが,淡くシアンで自分好みの罫線を引いてある.

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幸い(多分,比較的)自由にカラーレーザープリンタを使える環境にあるので,それを拝借して印刷してみる.淡い線の印刷はうまくいかないことが多いのだが,とても簡単にうまくいった.前に安くまとめ買いした上質紙があるので,それに印刷すれば,某 ProjectPaper みたいな感じでとても良い.
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さて,これで研究というかお勉強が捗ると良いが…?